海外旅行で訪れた国から日本へと電話をかけるとき、当然ながら通話料金は高くなります。
しかし、高いとは知りつつも、「少しくらいなら…」と、日本にいる家族や友だちへ電話で連絡を取りたいときもあると思います。
そんなときWi-Fiを利用すれば、無料で通話が可能になることは知っていましたか？
この記事では、Wi-Fiによるお得な通話方法、またその他安くてお得に海外から日本へと電話する方法をお伝えします。
目次
海外から日本に電話したときにかかる料金
海外から日本へ電話するとき、費用が高くならないように各キャリアは専用のプランを用意しています。
しかしそれらの専用プランへと変更せずに、日本で使っているスマホをそのまま海外へと持っていった場合、通話料金はどのくらいかかるものなのでしょうか？
こういったケースでは、国際ローミングによる音声通話を行うことになります。
どの国から日本へ電話をかけるのか、また契約しているキャリアがどこなのかによっても変わってきますが、1分当たり150円から200円程度かかることが多いです。
海外から日本へ電話するときの注意点
それではここからは、実際に海外から日本へ電話をかけるときの注意点をお伝えしていきます。
国際ローミングは従量課金制
先ほど、国際ローミングでの通話料金について説明しましたが、このサービスは定額制ではなく、使用した分だけ料金がかかる「従量課金制」です。
日本では定額プランが広く普及しているので、通話時間を気にしないという方も多くいますが、国際ローミングでは適用されません。
旅の話に夢中になってしまい、いつものように長電話をしてしまうと、後で高額な料金が請求されてしまいます。
受信による料金負担も発生する
海外旅行先から国際ローミングを使用して電話をするときは、料金の仕組みについてもしっかり理解しておきましょう。
一般的に、電話は発信した側に料金がかかり、受信した側にはかからないという認識があります。
しかし、この認識には例外があります。
例えば、海外から日本へと発信する場合、発信者（海外にいる人）は国際通話料金を全額負担し、通常、日本にいる受信者には追加の通話料は発生しません。
一方、日本から海外へ電話を発信し、海外で受けた場合、受けた人（海外にいる受信者）にも料金がかかります。
具体的には、発信者（日本にいる人）は国内通話料に加えて国際通話料金を支払い、受信者（海外にいる人）は国際ローミング料金を負担することになります。
「受信した側だから通話料はかからない」という認識があって長電話をしてしまうと、受信者も高額な請求を受ける可能性があります。
通話料金を抑えるための方法
海外での通話料金を抑えるためには、以下の方法が有効です。
海外SIMの利用
まずは、海外SIMの利用が挙げられます。
海外SIMは、現地のネットワークを利用するために使われるものです。
海外SIMは海外の携帯電話ショップなどで購入することができますが、日本国内であらかじめ購入しておくこともできます。
プリペイド式が多いので、使い過ぎることもなく安心です。
050番号の利用
050番号は日本のIP電話に割り当てられる番号で、アナログ回線ではなくインターネット回線を利用して電話を行うサービスです。
この方法を使うと、海外にいても日本国内と同じように低料金で通話が可能です。
通話アプリの利用
WhatsAppやSkype、 LINEなどの通話アプリを利用すれば無料通話が可能です。
LINEは、ほとんどの方のスマホに入っているアプリです。
インターネットが利用できる環境にあるのなら、一番お得でかんたんな方法といっていいでしょう。
Wi-Fiがあれば安心
海外旅行で電話料金を抑えたいとき、050番号や通話アプリなどの利用が最も手軽にできる方法です。
ただ、これらのサービスを利用するためにはインターネット接続が必要となります。
Wi-Fi環境があれば、面倒なSIMの入れ替えやプランの変更をせずに通話を楽しめます。
無料のWi-Fiスポットなどで電話することもできますが、ポケットWi-Fiなどを持参すると場所の制限なく通話が可能となります。
まとめ
海外旅行の際に、Wi-Fiを活用してお得に電話する方法をご紹介しました。
海外に持っていったスマホを使って日本へ電話するときは、高額な料金が発生しないように気を付ける必要があります。
海外SIMの購入や、海外通話に対応したプランへの変更が面倒だと感じているのなら、Wi-Fiを利用したIP電話なら手軽で安心です。
無料スポットを利用したり、海外でも使えるポケットWi-Fiを持参しお得に電話しましょう。
