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子供向けの安全な携帯電話利用ガイド

子供に携帯電話を使わせるのが不安という親御さんは多いです。

いざというときに連絡できるようにしたいと思いながらも、不安があって契約をためらっている人もいるでしょう。

子供に携帯電話を安全に使わせるためにはどうしたら良いのでしょうか。

この記事では、子供向けの安全な携帯電話利用ガイドをお届けします。

子供が携帯電話を利用するときの安全リスク

子供が安全に携帯電話を使えるようにするには、親子で安全リスクを理解することが大切です。

子供に携帯電話を持たせるとき考えられるリスクは、以下のようなことです。

  • 有害サイトにアクセス・閲覧するリスク
  • 悪質なアプリをインストール・利用するリスク
  • 個人情報が漏えいするリスク
  • ウイルスなどのマルウェアに感染するリスク
  • インターネットやSNSでトラブルを起こすリスク
  • ゲームへの多額の課金やショッピングをするリスク
  • スマホ依存症になるリスク
  • ながらスマホで事故に遭うリスク
  • 盗難や紛失に遭って悪用されるリスク

このようなさまざまなリスクに対してすべて対策をするのは大変そうですが、親子で協力すれば難しいことではありません。

安全に携帯電話を使わせるためのポイント

子供が安全に携帯電話を使うためには、親子で話し合ってルールを決めることが大切です。

親が押しつけでルールを決めるのではなく、子供も納得して携帯電話を持つという流れを作るときっと決まりごとを守ってくれます。

ルールを決めるときに重要なポイントをみていきましょう。

携帯電話の管理の仕方を教える

携帯電話は貴重なものということを教え、大事に取り扱わせることが大切です。

壊してしまえば修理や買い替えに、お金がかかるということを知らせておきましょう。

また、携帯電話を使うときにはお金がかかっていることも伝えて、ルールを守れないときは解約するという流れを作ると良いでしょう。

情報リテラシーの理解を促す

携帯電話に関連する情報リテラシーについて子供に教えることが必要です。

例えば、以下のようなルールを覚えさせることが大切です。

  • IDやパスワードを使い回さない
  • マナーモードの設定などのマナーを守る
  • 知らない人とは電話やLINEをしない
  • よくわからないサイトにはアクセスしない
  • おかしなメッセージが来たら親に相談する
  • 誹謗中傷にあたる発言をしない
  • 詐欺の存在について理解する

携帯電話の使い方のルールを決める

携帯電話の使い方は、子供の年齢に合わせて決めることが大切です。

年齢にかかわらずにルールにした方が良い項目だけでも、以下のようにたくさんあります。

  • ながらスマホをしない
  • 勉強中は使わない
  • 食事中は使わない
  • 1日の利用時間は○時間までにする
  • アプリをインストールするときには相談する
  • 課金したいときには相談する

小学生低学年くらいまでの幼いうちは動画・ゲーム・アプリは親が選ぶといった対応をした方が安全でしょう。

最初は厳しいくらいのルールで使い始めて、リテラシーを身に付けてからだんだんと使える範囲を広げるのが安心です。

ペアレンタルコントロールを設定する

子供に携帯電話を持たせるときには、ペアレンタルコントロールを設定しましょう。

iPhoneでは設定アプリのスクリーンタイム、Androidではファミリーリンクアプリで設定できます。

アプリの利用を制限したり、インターネットサイトのフィルタリングを設定したりすることができるので安心です。

決済機能に制限を付ける

アプリへの課金やショッピングの利用を制限することは、親子の両方にとって重要な対策です。

アプリ課金は、iPhoneではApp Store、Androidではファミリーリンクアプリで簡単に設定できます。

子供が課金について理解していなくて、むやみやたらに使ってしまうケースは多発しているので注意しましょう。

セキュリティ対策をする

スマホ自体に情報セキュリティ対策をしておいた方が安心です。

セキュリティアプリをインストールして、ウイルスやマルウェアの感染リスクを減らしましょう。

公共のWi-Fiを使用しない、顔認証などの生体認証を設定するといった対策も効果的です。

約束を破ったときのペナルティを決める

約束を破った際のペナルティを設定することは、子供とのルール作りにおいて重要です。

ペナルティについては、親子で話し合い、共に決定することが望ましいです。

一例として、携帯電話の使用制限をペナルティとして設けることができます。

例えば、食事中に携帯電話を使用した場合、使用できる時間を限定するなどの措置を講じることが考えられます。

また、許可なくアプリをインストールした場合には、アプリの使用を制限することも一つの方法です。

スマホばかり見るようになってしまったときは、使用時間の制限をさらに厳しくします。

同様にペナルティの解除条件を事前に定めておくことで、子供もルールの重要性を理解しやすくなります。

親が見守る

親が見守りを続けて、子供の習熟度によってルールを変えていきましょう。

強制するばかりでは、子供が反抗する可能性があります。

だんだんとルールを緩和して、自由に正しく使えるように道筋を立ててあげましょう。

まとめ

子供にとって携帯電話はITを学び、ネットワークを広げる機会を増やせるツールです。

親にとっても緊急時に連絡を取れるなど、便利な点がたくさんあります。

子供に安全に携帯電話を使わせるには、親子でリスクについての理解を深めてルールを決めることが大切です。

子供の年齢や成長度に合わせてルールを親子で話し合って決めるようにしましょう。